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性病で最も避けたいのはHIV!

人間の快楽に潜む厄介事の1つが性病です。
性病は主に性行為を介して感染が拡大する病気で、種類はいくつもあります。
しかし、いくつもある性病の中で最も感染を避けたいのがHIVです。
HIVウイルスは、感染者の血液や精液、愛液と言った体液に多く含まれています。
ウイルスを含む体液が健康な人の粘膜や傷口などに触れることで、HIVが非感染者の体内に侵入し感染します。
HIVの恐ろしいところは、今の人類には完治する治療方法がないことです。
HIVに感染すれば生涯にわたってHIVと付き合い続けなければいけないのです。
他の多くの性病が現在では完治可能なのに対して、HIVに感染すると完治することはほぼありません。
それゆえに、性病で最も避けたいのはHIVであると言うことができるのです。
HIVは感染後、免疫細胞を破壊しつつ増殖します。
10年単位の時間をかけて徐々に免疫力は低下します。
そして、最終的に免疫力を奪われた感染者は日和見感染症などによって死に至ります。
免疫力が一定以下になった状態をエイズと言います。
さて、このように大変恐ろしいHIV感染を防ぐ最も簡単な方法は他の性病と同じで禁欲です。
でも、禁欲は意外に難しいものです。
次善の策も他の性病と同じで性行為の際にコンドームを使うことです。
コンドームを使用することで粘膜と体液が触れることは無くなります。
コンドームの使用は一般的な膣性交はもちろん、アナルセックスでもコンドームの使用は必須です。
かつて、HIVが注目され出したころはゲイ同士の感染が多かったのですが、現在では、異性間での感染も多くなっています。
これらは基本的にコンドームの使用で感染を防ぐことができます。
そして、HIVに感染したらすぐに死んでしまうのかと言うとそうでもありません。
HIVに対する研究の進展により、感染したとしても適切な治療を早期に開始することでかつてよりも遙かに長く生きることが可能になりました。

HIVに感染したからといって直ぐに死ぬわけではない

HIVに感染してしまったら、すぐに死んでしまうのでしょうか。
短命に終わってしまうのでしょうか。
実のところそうではありません。
確かに、かつて治療方法が無かった時代には、免疫力の低下と共に日和見感染症と呼ばれる健康な人間であれば感染・発症しないような感染症で命を落としていました。
不治の病として恐れられ、社会からの患者に対する偏見もありました。
しかし、HIVの発見からだいぶ年月が過ぎ、HIVウイルスに対する研究も進みました。
その結果、現在では抗ウイルス薬の開発などが進みました。
まだ、完全にウイルスを体から排除し完治した事例はほとんどありません。
全世界で1、2例ほどです。
ですが、感染後できる限り早期治療を開始することで、免疫力の低下を抑えることができるようになりました。
HIVに関して早期治療が重要とされるのはこのためです。
如何に免疫力の低下を抑えるかが重要なのです。
現在では、この抗ウイルス薬の発展により、HIV感染者でもエイズを発症しなければ非感染者と同じぐらい生きることができるようになりました。
もちろん、体内からウイルスを完全排除することはできないので生涯に渡って抗ウイルス薬を飲み続けなければいけません。
途中でお薬の服用を中断すれば、ウイルスが再び体内で増加し、免疫力の低下を招きます。
また、ウイルスが抗ウイルス薬に対して耐性を獲得してしまい、お薬が効かなくなる恐れもあるからです。
このように制約もあります。
ですが、かつてのように何もできずにあっという間に死に至る病気ではなくなったのです。
もちろんこれは日本などの先進国での話です。
経済力や医療技術が遅れている途上国では、今もまともに治療を受けることなく死を待つ人たちがいることも事実です。

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